エルメス 髙島屋京都店
Window Display

「Colouring Water」

角文平

2025.12.10(水)~2026.3月上旬

日本語 ENGLISH

絵筆や刷毛を用いて色鮮やかな模様を描き絵画のように染め上げる友禅染は、京都で生まれた日本を代表する伝統工芸のひとつであり、その工程には清らかな水が必要不可欠である。このテキスタイルを作る上での必要性はもとより、水は豊かな自然を育む生命の源である。この水がもたらす生命の輝き――花、草木、鳥といったものが友禅の上のモチーフとなったように、さまざまな場所で工芸家や職人達が、自然界を構成するあらゆるものに魅せられ、それぞれの筆致で捉えようとしてきた。
エルメスのカレ「ブケ・フィナル」を見たとき、手法や表現は違えども、自然の美をテキスタイルの上に見事に写し込んでいるのはまさに友禅染と同じであると感じ、これを日本の着物の柄のように見せたいと考えた。
草花が散る冬、テキスタイルにぱっと咲いた花々が、もうすぐ訪れる暖かな春を知らせるようにウィンドウを鮮やかに彩っている。