SKILLS ACADEMY

スキル・アカデミー

2023-2024年のテーマ:土

中高生向けワークショップ

「土に学ぶ、五感で考える」
Earth-Life Learning

オリエンテーション

参加者が一堂に会し、土をめぐるさまざまな世界と出会う。

開催日:2024年3月24日(日)
場所:パルテノン多摩、東京都立埋蔵文化財調査センター

Photos by Akihiro Itagaki, Nacása & Partners Inc.

藤井一至さんによるレクチャー
地球最後のナゾ「土」に挑む!泥だんごから食料・環境問題まで

「みんなは、眠くてもやりたいことはある?」将棋、アニメ…10代の試行錯誤ののち、幼少期から身近にあった「土」を研究対象に選んだ藤井さん。土は、岩が分解したもの(無生物)と死んだ植物(生物)が、長い時間をかけて混ざったもの。そして、土壌とは、微生物やミミズ、植物の根をはじめとするたくさんの要素が複雑に相互作用する「システム」。初めの一歩となる講義でした。

西條茜さんによるレクチャー
身体のゆくえ

人間は、ずっと昔から、土を使ってさまざまなものを作ってきました。西條さんは、楽器や臓器のようなかたちをした陶芸作品を発表しています。自分のからだよりもずっと大きいサイズの作品に向き合うとき、そこには怖さだけでなく、安心感もあると話します。土と身体のつながりを感じ、そこから湧くインスピレーションを探る、創造性の手がかりを得る講義でした。

土に触れる3つのワークショップ

午後は、東京都立埋蔵文化財センターを会場に、4つのワーク(土鈴づくり、展示鑑賞、サコッシュづくり、参加者同士の自己紹介)を行いました。

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講師

藤井一至 Kazumichi Fujii
(土の研究者 / 森林総合研究所主任研究員)

1981年、富山県生まれ。インドネシアの熱帯雨林からカナダ極北の永久凍土、さらに日本各地へと飛び回り、土の成り立ちや持続的な利用方法を研究している。第15回日本農学進歩賞、第7回河合隼雄学芸賞受賞。著書に『大地の五億年』(山と渓谷社)、『土 地球最後のナゾ』(光文社)など。

西條 茜 Akane Saijo
(美術家 / 陶芸家)

1989年、兵庫県生まれ。京都市立芸術大学大学院修了。陶磁器素材の特徴ともいえる内部の空洞と表面の艶やかな質感から「身体性」をキーワードに、陶彫作品及びそれらに息や声を吹き込むサウンドパフォーマンスを発表。また一方で世界各地にある窯元などに滞在し、地元の伝説や史実に基づいた作品も制作している。