SKILLS ACADEMY
スキル・アカデミー
2021-2022年のテーマ:木
中高生向けワークショップ
「木に学ぶ、五感で考える」
Wood-Life Learning
[プログラムE]
木と育む長い時間
人から人へ受け継がれてきた木の命に触れるワークショップ
開催日:2022年3月31日(木)
場所:春花園盆栽美術館/保存修復彫刻研究室
photo by Shiori Ikeno
盆栽を体験しよう
盆栽体験では、小さなマツの木に、針金を巻きつけて変形させたり、余分な枝を剪定したりすることで、かたたいを整える技法を学びました。厳しい環境で生き延びる自然の木の美しさに少しずつ近づけていくのです。また、春花園盆栽美術館を巡りながら、親方である小林國雄さんの思いを伺いました。厳しい社会を生きながら盆栽の道を極めてきた半生を伺い、自分の身の回りに美しいものや価値のあるものを見出す、逞しい感受性を持つことの大切さを学びました。
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講師
小林國雄 Kunio Kobayashi
(盆栽職人)
1948年生まれ。家業である園芸農家を継ぎ、独学で盆栽を習得。内閣総理大臣賞、文化庁長官賞受賞。盆栽の美術館「春花園」を運営。日本のみならず、海外からやってくる弟子を育成している。
彫刻文化財の修復とは?
東京芸術大学にある保存修復彫刻研究室では、修復の実例や模刻、分解された状態を間近で見ながら、保存や修復に関わる技術や道具のデモンストレーションを受けました。レクチャーでは、日本各地にある仏像から、エジプトで発掘された木製チャリオット(馬車)などのピラミッド埋蔵品まで、世界中にある木製の文化財の多様を知り、その場所の過去を物語る史料としての重要性や、文化保存が直面している問題について学びました。
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講師
岡田靖 Yasushi Okada
(東京藝術大学准教授)
東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学 保存修復研究室において、日本の仏像を中心に、中国の仏像、西洋彫刻、エジプト考古遺物、近代彫刻の研究などの彫刻文化財の材料、技法の研究を通じた保存修復についての研究を行っている。
このプログラムで学ぶスキル
■盆栽や彫刻文化財を間近で見ながら、人間の生を超えた長い時間を生きる木と人間との関わりや歴史について学ぶ。
■人間の時間軸とは別の時間軸や視点で考えるスキル。
■有形/無形、有名/無名に関わらず、木の「文化財」を「保存」し、そして「伝承していくスキル。。