SKILLS ACADEMY
スキル・アカデミー
2021-2022年のテーマ:木
中高生向けワークショップ
「木に学ぶ、五感で考える」
Wood-Life Learning
[プログラムD]
植物との交流とまち歩き
植物をよく観察し、その個性に意識を向けるワークショップ
開催日:2022年3月30日(水)
場所:世田谷「叢」と世田谷代田駅周辺
photo by Mie Morimoto (フィールドワークの作品写真を除く)
植物の声を聴いてみる
まず、自分の直感で植物の特長、「いい顔」を見つける視点を意識しながら、多種多様な多肉植物と鉢の中から、選び、組み合わせるという「鉢合わせ」の創造性を体験しました。講師の小田康平さんによるサボテンの生態の説明や、参加者によって大きく異なるコーディネーション、ひとつひとつが新鮮な発見です。
「今までものづくりという点にしか興味が向いていなかったけど、叢の小田さんの話を聞いて、選ぶことの重要性にも気づかされました」
講師
小田康平 Kohei Oda
(植物研究/「叢」代表)
1976年広島生まれ。学生時代は税理士を目指し勉強するが、卒業後は国外を旅し、帰国後、生花と観葉植物による空間デザインに取り組む。植物の整った美しさではなく「いい顔」をしている植物を選ぶようになる。2012年に植物屋「 叢 - Qusamura 」をオープン。
まちを歩いて樹と出会おう
まち歩きのワークショップでは、街路樹を「私の樹木」として観察しました。木の幹に手書きの「目」をつけてみるなど、わずかな介入を試みることで、普段は気に留めることのない都市の樹木の生態、その背後にある人間との関わりについて想像する、ランドスケープ的観察眼を養いました。
「『見えるものから、その背後にある見えないものを予測する』というスキルを身につけることができたら、自分が知っている世界が何倍にも広がると思いました」
講師
石川初 Hajime Ishikawa
(ランドスケープアーキテクト/慶応義塾大学教授)
1964年生まれ。ランドスケープデザインの実務を経て、2015年より現職。道端の雑草の観察から庭としての地球まで、様々なスケールでランドスケープの思考の応用を研究・実践している。
このプログラムで学ぶスキル
■木や植物を愛でるという歴史ある文化を現代的に実践するスキル。
■街路樹に注目して、都市を観察・記録する「フィールドワーク」というスキル。
■樹木ひとつひとつについての小さな気づきから、大きな風景を想像するスキル。
■周囲の環境に合わせて逞しく賢く生きる植物から、都市や自然環境のレジリエンスについて学ぶ。