GINZA MAISON HERMÈS
Le Studio
『ランタンエルメス特別上映会』
LANTERNE HERMÈS SPECIAL SCREENING
2025.10.24(金)~ 10.31(金) ※10.29(水)を除く
音楽家の細野晴臣さんに選んでいただいた映画3本を銀座メゾンエルメス10階のプライベートシネマ「ル・ステュディオ」にて特別上映いたします。
ランタンエルメス10月の記事では、細野さんが「ル・ステュディオ」で出会った名作やドローイングから想起したストップモーションのお話をお届けしております。
「細野さんと映画の話」はこちらから:
https://lanterne.hermes.com/ja/feature/feature2510/
『ぼくの伯父さん』
My Uncle (French title: Mon Oncle)
(c) Les Films de mon Oncle
1958年/フランス=イタリア/116分/カラー/ブルーレイ上映
※上映はフランス語音声・日本語字幕となります。
監督:ジャック・タチ
製作:ジャック・タチ
撮影:ジャン・ブールゴワン
編集:シュザンヌ・バロン
音楽:アラン・ロマン、フランク・バルチェッリーニ
細野氏コメント:子どもの頃はクリスマスになると、いつも家族で銀座に行って食事をしたんです。銀座に行くと面白かった。母親が映画好きだったのかな、家族でジャック・タチ監督の『ぼくの伯父さん』(1958年)を観ていて、帰りにテーマソングのレコードを銀座の『山野楽器』で買ってもらったんです。音楽が映画のセリフを演じる無声映画の趣もありますよね。『ぼくの伯父さん』の音楽は自分で欲しいと思ったものだから、よけいに印象に残っています。僕にとっては原点のような音楽ですし、いまだにジャック・タチは観つづけています。数年前もこのカバー曲をライブで歌ったことがあるんですよ。
『許されざる者』
Unforgiven
(c) 1992 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
1992年/アメリカ/131分/カラー/ブルーレイ上映
※上映は英語音声・日本語字幕となります。
監督:クリント・イーストウッド
製作:クリント・イーストウッド
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:ジョエル・コックス
音楽:レニー・ニーハウス
細野氏コメント:黒澤明監督は馬を撮るのが非常にうまい方でした。馬好きで有名なクリント・イーストウッド監督の西部劇『許されざる者』(1992年)での馬の扱いにも驚かされました。あと、ハンガリーのタル・ベーラ監督の『ニーチェの馬』(2011年)もすばらしかった。僕が馬を好きなのは、父の影響があるのかもしれません。父は学生の頃、馬術部だったこともあり、馬事公苑に連れられて僕も乗馬経験をさせてもらったりしていました。もっと乗っていたかったし、乗馬をつづけたいとも思ったくらいでしたが、そんな思い出とともに、西部劇好きの下地もあって、いまでも馬のシーンが出てくる映画が好きですね。映画音楽でいってもこの3人の監督はセンス抜群だと思います。音楽を極力省く黒澤監督、『ニーチェの馬』もいわゆるな映画音楽はなく、風の音や馬のいななきなどの自然に聞こえてくる音がすばらしかった。『許されざる者』もイーストウッド監督が手がけたテーマ音楽をいまもよく聴いています。
『オオカミの家』『骨』
The Wolf House / The Bones (Spanish title: La Casa Lobo / Los Huesos)
(c) Diluvio & Globo Rojo Films, 2018
2018年、2021年/チリ/74分、14分/カラー、モノクロ/ブルーレイ上映
※2作上映となります。
※上映はスペイン語、ドイツ語音声・日本語字幕となります。
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
製作総指揮:カタリナ・ベルガラ、ナイルズ・アタラー
撮影:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン
音と音の実験:クラウディオ・バルガス、クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
細野氏コメント:ドローイングと聞いて思い出したのはストップモーションの世界ですね。つい去年くらいに『イメージフォーラム』で観た『オオカミの家』(チリのクリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの作品)もほとんどドローイングなんですよ。アートアニメーションというか、コマ撮りの積み重ねによるストップモーションの世界。カメラによる絵画なのかな。描かれたドローイングが長回しで動き出したりするんですけど、普通とちょっと違うんですよね。
選者について Director
細野晴臣/Haruomi Hosono
1947年東京生まれ。音楽家。1969年「エイプリル・フール」でデビュー。1970年「はっぴいえんど」結成。73年ソロ活動を開始、同時に「ティン・パン・アレー」としても活動。78年「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成、歌謡界での楽曲提供を手掛け、プロデューサー、レーベル主宰者としても活動。YMO散開後は、ワールドミュージック、アンビエント、エレクトロニカを探求、作曲・プロデュース・映画音楽など多岐にわたり活動。
会場 Access
銀座メゾンエルメス ル・ステュディオ
(東京都中央区銀座5‐4‐1 10階 TEL: 03-3569-3300)
上映スケジュール Schedule
予約 Reservation
※このプログラムの上映は既に終了いたしております。