GINZA MAISON HERMÈS

Le Studio

『プリンセス・ブライド・ストーリー』
The Princess Bride

フォーブルの魂:語る、聴く、夢を見る
2024.12.7(土)~ 12.26(木)

(c) 2013 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ル・ステュディオは銀座メゾンエルメス10階にある40席のプライベートシネマです。
2024年のテーマは「フォーブルの魂」。

12月は、「語る、聴く、夢を見る」をテーマに、『プリンセス・ブライド・ストーリー』を上映いたします。
『スタンド・バイ・ミー』の監督、ロブ・ライナーがおくる、冒険ロマンスのお伽話をお楽しみください。
 

『プリンセス・ブライド・ストーリー』
The Princess Bride

1987年/アメリカ/98分/カラー/DVD上映

監督:ロブ・ライナー
原作・脚本:ウィリアム・ゴールドマン
製作:アンドリュー・シェインマン
撮影:エイドリアン・ビドル
美術:ノーマン・ガーウッド
音楽:マーク・ノップラー
出演:ケイリー・エルウェス、ロビン・ライト、ピーター・フォーク、
クリス・サランドン、マンディ・パティンキン、ウォーレス・ショーン、
アンドレ・ザ・ジャイアント、クリストファー・ゲスト

風邪をひいて部屋で退屈している少年に祖父が1冊の本を読み聞かせる。最初は嫌々ながら聞いていた少年も徐々に祖父の語り口に引き込まれ……。かつて、フローリン王国にキンポウゲという名の美しい娘がいた。彼女は農場で下働きをする青年と愛を誓い合うが、結婚資金を稼ぐために旅に出た青年は海賊に殺されてしまう。5年後、王子との婚礼を間近に控えていたキンポウゲは森で3人組の盗賊に連れ去られる。しかし、謎の覆面剣士が彼らの前に立ちはだかり……。怪物、決闘、友情、ロマンス。手に汗握る展開に少年はすっかり夢中になってゆく。

監督について Director

ロブ・ライナー/Rob Reiner

1947年ニューヨーク生まれ。父は映画監督のカール・ライナー。幼い頃からテレビや映画に出演。高校卒業後はUCLAで映画を学ぶ。1984 年に架空のヘヴィメタルバンドを描いたモキュメンタリー『スパイナル・タップ』で監督デビュー。1986年に監督したスティーヴン・キング原作の『スタンド・バイ・ミー』が大ヒットし代表作となる。その後も『恋人たちの予感』('89)、『ミザリー』('90)、『ア・フュー・グッドメン』('92)など多くの人気作を手掛ける。俳優としては『めぐり逢えたら』('93)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』('13)などに出演している。

 

作品について About Film

想像力がなによりも大切である。『プリンセス・ブライド・ストーリー』は、映画が生まれる前の時代、言葉で物語を伝えていた時代に連れていってくれる。語り手をつとめるのは、おじいさん。ゲームに熱中する孫の手を止めさせて、花の名前をもつお姫さまの物語を語って聞かせる。

ここには、冒険物語のすべてがそろっている。海賊船、剣戟、決闘、拷問部屋。美しく勇ましい恋人たち、狡猾で残忍な王子、ハッピーエンドをもたらす愉快な3人組の男たち。そして、ハリウッド映画のロビンフッドや快傑ゾロを思わせる英雄たち(意図的なオマージュ!)。

彼らはおとぎ話の世界をめぐり、怪物や親切な魔法使いに出会う。その世界には、乱心の岩や絶望の穴といった由緒ありげな場所があり、ジョルジュ・メリエスの幻想譚に出てきそうな美しい風景が広がっている。

ロブ・ライナーは、自分が影響を受けたジャンルをネタに笑いを取ろうとしているのだろうか。事実、ライナーはそのキャリアをつうじて様々な笑いに挑んできた。モキュメンタリー映画の『スパイナル・タップ』ではパロディに徹し、サイコスリラーの『ミザリー』ではブラックな笑いを追求した。しかし、本作はそれらとはまた別の笑いを目指している。ファンタジーの要素をつめこみながら、ジャンルの「お約束」を裏切るようにコミカルにまとめあげ、笑いと感動にみちたオマージュを創造した。「物語を語る現在」と「語られる物語の世界」を行き来することでメタ的な笑いを生みだし、登場人物たちも、同じ台詞を繰り返しながら自己パロディ的な笑いを誘う。後に、世界中でその台詞が引用され、まねされるようになった。

読書も口承も、家庭用のモニターに取って代わられたのだろうか。最初、孫はゲームの画面にすっかり魅入られ、電子音に合わせて機械的に野球ゲームをしていたが、その後、次第に物語に引き込まれ、知らなかった言葉を学び、想像力を刺激されて、空想の旅に出ることになった。

すべてのおとぎ話と同じく、キンポウゲ姫の物語にもさらに多くの利点がある。たとえば、善は悪に勝つという教訓が得られるし、不安を感じさせる場面から距離を取ることで感情に流されない強い心を育てることができる。このような理由から、おとぎ話は時代を超え世代を超えて愛されてきたのだ。ロブ・ライナー自身も、ウィリアム・ゴールドマンの同名小説を映画化するにあたり、子供時代の思い出に立ちかえったにちがいない。

アレキサンドル・ティケニス(ル・ステュディオ プログラム・ディレクター)

 

公開スケジュール Schedule

【上映日】
12月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、19日(木)、20日(金)、21日(土)、22日(日)、23日(月)、26日(木)

【上映時間】
11:00/14:00/17:00

 

会場 Access

銀座メゾンエルメス ル・ステュディオ
(東京都中央区銀座5‐4‐1 10階 TEL: 03-3569-3300)

 

予約 Reservation

※このプログラムの上映は既に終了いたしております。

お知らせ

2025年のル・ステュディオは、2月以降開始予定です。
詳細は随時、本サイトにてお知らせいたします。
来年も皆様にお楽しみいただけるプログラムを目指して参りますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

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