LA FABRIQUE DE LA LÉGÈRETÉ

「軽やかさの工房」

エルメスシアター 詩と映像で綴るスペクタクル

エルメスシアター「軽やかさの工房」では、詩的な空想の旅。
アーティストたちの「手」が織りなす詩的スペクタクル。

6幕のファンタジー
「ペガサスと6つの軽やかさを探す旅」

お知らせ
エルメスシアター「軽やかさの工房」は終了いたしました。

会期
2022年6月12日(日)~21日(火)
※エルメスシアター「軽やかさの工房」は終了いたしました。

会場
六本木 東京ミッドタウン・ホール
東京都港区赤坂9丁目7-2

 

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エルメスの年間テーマ、それはエルメスというメゾンを新たな視点で見つめ直すためのプリズムのような存在です。
メゾンのデザイナーや職人たちにとって、新たな創造の領域を切り拓く上での羅針盤となっています。

2022年、エルメスを導く光となるのは「軽やかさ」です。
私たちを重力から解き放ち飛び立たせるもの。
「軽やかさ」とは、私たちと世界との関係、私たちの在り方、私たちの決意なのです。

アーティスティック・ディレクター
ピエール=アレクシィ・デュマ

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©Benjamin Schmuck

「軽詩的スペクタクルの世界を創り出すのは、ベルギー出身のデュオ、映画監督であり演出家のジャコ・ヴァン・ドルマルと振付家のミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、そしてダンスカンパニー・アストラガル。
彼らによるパフォーマンスが、天を駆ける伝説の馬ペガサスとその6頭の子馬たちを描いた6幕の物語を通して、想像の翼を広げます。

SCÈNE I 反転した世界|

©Benjamin Schmuck

このペガサスの旅を、繊細な手の動きが織りなすダンスや、ミニチュアの小道具とライブ映像で表現する6幕のスペクタクル。
冒頭から広がる想像力に満ちた舞台が、観る者を子ども時代の不思議な世界へと導きます。

指人形が優雅に動く小さなサーカスの円形ステージや、ミニチュアモデルの山頂に暮らす牧場の動物たち。
青空の下で寄り添う恋人たちのダンスパフォーマンスや、エルメスのバッグ《ケリー》たちがユーモラスに歌うオペラ。

SCÈNE IV だまし絵|

©Benjamin Schmuck

想像の物語「ペガサスと六つの軽やかさを探す旅」

これはペガサスと六つの光明をめぐる物語。

SCÈNE I | 反転した世界
SCÈNE II | 渡り手袋の飛翔
SCÈNE III | サーカス
SCÈNE IV | だまし絵
SCÈNE V | 四つの鞄のオペラ
SCÈNE VI | 無重力

伝説によると、天を駆ける馬ペガサスには6頭の子馬がいた。
太陽のように美しく、雷のように強く、嵐のように駆け抜ける6頭の若き子馬たち。
幼い頃、父親は彼らに広い平原を走り、高い山に登り、荒れた海を泳ぐ術を教えた。

そして時が満ち、父親であるペガサスは彼らを呼び、宙を飛ぶためには、それぞれが自分だけの「軽やかさ」の形を見つけなければならないことを 説明したのである。
自分だけの「軽やかさ」を見つけた時、初めて、 彼らの背中にも翼が生え、空を飛ぶことができるようになるということを。

「軽やかさは、おまえたちの周りのあらゆるところにある」とペガサスの父親は説明した。
「それは、いつも思っているところにあるわけではなく、隠れているわけでもない。
軽やかさを見つけるためには、それを認識する 方法を知る必要があるのだ。そう、軽やかさは、笑顔の優しさ、そっと 触れるやわらかさの中にある。
軽やかさとは動きであり、思考であり、言葉であり、アイディア、思想なのだ。子供たちよ、自分なりの「軽やかさ」を 求めて世界中を旅するのだ。」

SCÈNE V || 四つの鞄のオペラ

五つ目の軽やかさは声のかけらに隠れていた。
それを見つけた時、子馬はあまりに長く駆け巡ってきたので、
小さな蹄をやすませたかった

そのときだった。道の果てに、オペラを見つけた。
有名なオペラだ。
優れた歌手たちのための台本
ソプラノからバリトンまで
ミルクの泡のように軽やかな声のアルト
セメントのたまりのように重たい声のバス
荒々しいプレストがあり
再びアリアが奏でられる
コーダがアレグロで始まると
小さな方がドに 大きな方がラにつまずいて
そうこうするうちに、クレッシェンドが起こる。

この軽やかさは、声の軽やかさ。
目覚めた鳥のようにかぼそい
震える大地のように重々しい
走っていくうさぎのようにやさしい
割れる氷のように透明で鋭い声の軽さ。
または
砂で遊ぶ子どもの手のように 静かな声の。
海辺の 夏の素敵な日。

#LaFabriqueDeLaLegerete
#軽やかさの工房

演出:Jaco Van Dormael
振付:Michèle Anne De Mey
美術:Sylvie Olivé
テキスト:Thomas Gunzig

写真: Benjamin Schmuck / Nacása & Partners Inc.