SCÈNE V || 四つの鞄のオペラ
五つ目の軽やかさは声のかけらに隠れていた。
それを見つけた時、子馬はあまりに長く駆け巡ってきたので、
小さな蹄をやすませたかった
そのときだった。道の果てに、オペラを見つけた。
有名なオペラだ。
優れた歌手たちのための台本
ソプラノからバリトンまで
ミルクの泡のように軽やかな声のアルト
セメントのたまりのように重たい声のバス
荒々しいプレストがあり
再びアリアが奏でられる
コーダがアレグロで始まると
小さな方がドに 大きな方がラにつまずいて
そうこうするうちに、クレッシェンドが起こる。
この軽やかさは、声の軽やかさ。
目覚めた鳥のようにかぼそい
震える大地のように重々しい
走っていくうさぎのようにやさしい
割れる氷のように透明で鋭い声の軽さ。
または
砂で遊ぶ子どもの手のように 静かな声の。
海辺の 夏の素敵な日。