Petit h | エルメス - Hermes

petit h(プティ アッシュ)

petit h(プティ アッシュ)のアトリエで行われることは、すべてがさかさま。少し変わったアプローチで進みます。ここでの作品づくりは、素材が決め手。作品にインスピレーションを与え、生命を吹き込むのは、素材なのです。意外性と稀少性を兼ね備えるオブジェをつくること。その独創的なアプローチは、「さかさま」のプロセスを経て、常識にとらわれない作品を生み出します。プティ アッシュの作品はユニークピース、あるいはごく少数の限定品。パリのセーヴル通りにあるエルメス ブティックで展示されます。そして年に数回、世界各地のエルメス ブティックへと旅に出かけるのです。

エルメスらしいオブジェたち

petit h(プティ アッシュ)の魅力的なオブジェたち。あなたに幸運を届けてくれるかも…?

オブジェができるまで

  • すらりとしたフォルムの、ご自慢の塩入れ

    「私は、スイスのローザンヌ州立美術学校(ECAL)に通う、ある学生のアイデアから生まれました。彼は、ジャケットのボタンとクリスタルのボトルを組み合わせて、レザーとコルクの切れ端でできたプレートに乗せました。これで私が、すらりとしたフォルムの、ご自慢の塩入れになるための材料が揃いました。機転を利かせた発想と熟練の職人技が出会ったことで、私は唯一無二の、個性あふれる塩入れになることができたのです。」

  • 夢を奏でる小さな音楽

    「プティ アッシュでは、どのオブジェも独自の音楽を奏でます。もちろん私も。まんまるのオルゴールと、緻密な革張り。そしてシルクの紐と、夢の扉を開ける鍵がもたらすアクセント。こうした創意に富む発想から、私は生まれました。ニワトリの羽根やダッフルコートのボタンなど、さまざまなフォルムに姿を変えられるんです。夢みたいでしょう?」

  • ポニーにご注目!

    「わたしの生みの親、マルヨライン・マンデアスロート(Marjolijn Mandersloot)は、巨大な動物をつくるのが大好きなアーティスト。実物大のものや、本物よりずっと大きいものもつくってしまうの。エレガントな子鹿、エキゾチックなキリン、パンダなど、わたしの家族はとってもにぎやか。末っ子のわたしの肌は柔らかなレザーで包まれていて、身体の中にはマイクロビーズがつまっているの。だからとっても動きやすいのよ。」
  • テラゾに宝物を詰め込んで

    「私の歴史は古代にまで遡ります。宮殿や彫像をつくる際に出た大理石のかけらを集め、石灰で固めて、個性的で高級感のある素材となったのが、わたくしの祖先、テラゾです。私をつくったのは、ニコラ・ドール(Nicolas Daul)とジュリアン・ドゥマンシュ(Julien Demanche)という2人のデザイナー。イタリア・ヴェネト州にある研究室で、この由緒ある技術に〈プティ アッシュ〉のエスプリを取り入れてオブジェを作ることを思いついたのです。私は、メタルバックルやカデナ、マザー・オブ・パールのボタンなど、エルメスの歴史を物語るさまざまなパーツでできています。しかも私は変幻自在。ローテーブルにも、アクセサリーにも姿を変えられるのです。」

セーヴル通りであそぶ水の世界

豊かな想像力で見たこともないような噴水を創り出すクリエイター、アルチュール・オフネール。オフネールによる水を題材としたイマジネーションの世界が、スイミングプール跡地に建設されたセーヴル通りのエルメスにて、2019年7月中旬まで繰り広げられます。異質なもの同士を組み合わせた表現が得意なオフネールは、petit h(プティ アッシュ)の素材置き場を眺めるうちに、サンルイ製のシャンデリアのパーツやクリスタルのグラスをパイプやじょうごに見立てた噴水を思いつきました。この意表を突く組み合わせを完成させるために選ばれた素材は、レザーとテラゾ。店内の展示では、アルチュール・オフネールの遊び心あふれる噴水とともに、ゴドフロワ・ド・ヴィリュー作のあぶみを使ったブランコ、イザベル・ルルー作の色とりどりのガラスのクロシェット、トマ・ブーグ作の四角い枠に収められた丸いミラーなどが並んでいます。