センターピース ラウンド
銅 エナメルプレーテッド
- 手作業による伝統的なエナメル仕上げ
- ブライドルレザーの底面にホットスタンピングであしらった《Hermès Paris》のシグネチャー
ひとつひとつが異なるモデルです。伝統技法で製作されているために、目に見えるざらつきがございます。
イタリア製
デザイナー スタジオ・エルメス
サイズ:39.5×4 cm
オブジェの秘密
今季、センターピース《シアルク》が、騎手服からインスピレーションを得たデッサン《ダミエ・イピック》をまとって登場しました。新素材のキュイーヴル・エマイエ(エナメル銅)が、ホーム コレクションに仲間入りしました。「火の芸術」とも呼ばれるキュイーヴル・エマイエ。その歴史は古く、熟練の職人技を要すると言われています。ガラスの粉に金属酸化物を混ぜ合わせることで、独特な色が生まれます。エナメルを塗布した銅を850 °C℃の炉で数分間焼成することでエナメルが変化。こうしてエナメル特有のガラス質の手触りが生まれます。エナメルは色に応じて変化の度合いも異なります。酸化物ごとの反応や色の重ね方、焼成の重複方法を熟知し、エナメルの性質と可能な並置方法まで考慮しなければなりません。センターピース《シアルク》の名称は、イランの古代遺跡テペ・シアルクにちなんだもの。この遺跡からは、古くから銅を製錬し、型紙を使ってエナメルで色付けされた遺物が出土されています。
この職人技の結晶が物語るのは、焼成によってもたらされるテクスチャーやコントラストの豊かさ。これによって透明感や立体感、金属特有のひんやりとした手触り、豊富なカラーバリエーションがもたらされるのです。新しく39.5 cmの大型サイズで登場したセンターピースは、顔料の溶融と未加工の素材の絶妙なバランスによって制作されているため、同じものはふたつとして存在しません。