『インディア』| エルメス - Hermes

GINZA MAISON HERMÈS

Le Studio

『インディア』
India: Matri Bhumi

インド Ⅲ
2008.7.12(土)~9.27(土)

ル・ステュディオは銀座メゾンエルメス10階にある40席のプライベートシネマです。

 

『インディア』India: Matri Bhumi

1959年/フランス=イタリア/カラー/90分/35mm/フランス語​

監督:ロベルト・ロッセリーニ
脚本:ロベルト・ロッセリーニ、ソナリ・センロイ・ダス・グプタ 、フェレイドウン・ホヴェイダ
撮影:アルド・トンティ
音楽:フィリップ・アルチュイス
編集:チェーザレ・カヴァーニャ
フォトクレジット:© La Cinémathèque française
イタリアの映画監督の巨匠、ロベルト・ロッセリーニの「インディア」はムンバイの都市の喧騒に始まり、都市で終わる。ムンバイを出発したカメラは、四つのエピソードを追って、インド全土を縦横無尽に駆け巡る。インド南部のジャングルで、村の一員のごとく仕事をする象と象使いの生活、インド東部のマハナディ川に建設されるヒラクド・ダムの工事の余波を受けて、慣れ親しんだ土地を後にせざるを得ない若い夫婦の葛藤。さらに北東、深遠な森に住むトラに対する老人の森への畏怖と尊敬から引き起こされるひとつの決断と、灼熱のブッダガヤの荒地に倒れるサル使いと残されたサルの旅路。対象への距離を常に保ちながら、人間や動物の生き物としての営みをときに賛美しつつ、来るべき生命への脅威を、穏やかだが鋭い予見者の眼差しでフィルムに収めた、珠玉のドキュメンタリーである。
 

作品について About Film

「インディア」で、ロベルト・ロッセリーニは、象、ダム、虎、猿と主人という四つのエピソードを通じ、抑制した語り口でインドの偉大なる魂を呼び起こす。ひとつひとつの物語が、生き生きした大きな全体に向かってまなざしを開く。

象使いは自分の仕事、自分と象との関係を語り、己れの恋愛生活と象のそれとを比較する。
モンスーンの季節にマハナディ河の増水を抑えるために建設されたヒラクド・ダムの工事に参加した三万五千人の労働者の一人が、この巨大工事の栄光と悲劇をつぶさに振り返る。第三部は八十歳の老人と密林に棲む虎との関係を描く。最後のエピソードは一編のドラマをフィルムに焼き付ける。一匹の利口な猿が、砂漠の真ん中で主人を失う。喉の渇きに倒れたのだ。猿は二つの種の間で迷う。

フランソワ・トリュフォーが書いた通り、「ロベルト・ロッセリーニは六ヶ月でインドの全てを見て、そこから『インディア』を持ち帰った。それは簡素で知的な、並外れた映画で、風景や出来事をことさら選りすぐっているようには見えないが、包括的な世界観を提供し、人生、自然、動物に関する思索を構成している。『インディア』は時間も空間も超えた自由詩であり、完全な歓びについて思索する『アシジの聖フランチェスコの小さき花』をおいては他に比べられるものがない」。

パトリック・バンサール(ル・ステュディオ プログラム・ディレクター)
 

上映スケジュール Schedule

上映日
7月12日(土)、7月19日(土)、7月26日(土)、8月2日(土)、8月9日(土)、8月16日(土)、8月23日(土)、8月30日(土)、9月6日(土)、9月13日(土)、9月20日(土)、9月27日(土)

上映時間
11:00/14:00/17:00
 

会場 Access

銀座メゾンエルメス  ル・ステュディオ
(東京都中央区銀座5‐4‐1 10階 TEL: 03-3569-3300)
 

予約 Reservation

※このプログラムの上映は既に終了いたしております。