『カニングハム・ムーブメント』| エルメス - Hermes

GINZA MAISON HERMÈS

Le Studio

『カニングハム・ムーブメント』
Cunningham: mouvements


2002.12.21(土)~2003.2.8(土)

ル・ステュディオは銀座メゾンエルメス10階にある40席のプライベートシネマです。

「君の映画の中に人が魂と心情を感じるようでなければならぬ、が、と同時にそれは手仕事のようにして作られねばならぬ。」
ロベール・ブレッソン

(ロベール・ブレッソン著・松浦寿輝訳、『シネマトグラフ覚書—映画監督のノート』より)

 

『カニングハム・ムーブメント』Cunningham: mouvements

カルテット Quatuor
1961年/モノクロ/26分


音楽:ジョン・ケージ、デヴィッド・チューダー
出演:マース・カニングハム、カロリン・ブラウン、ジョン・ケージ、デヴィッド・チューダー

マース・カニングハムのスクリーン初期出演作。カニングハムと彼のパートナーとして有名なカロリン・ブラウンの踊っている横で、偉大な前衛作曲家に数えられるジョン・ケージとデヴィッド・チューダーがいささか横柄な様子でその歴史に残るシュールレアリスティック・パフォーマンスに没頭している。ふたりのダンサーとふたりの音楽家によるこのカルテットは、カニングハムを撮影したフィルムの中でもとりわけ美しさを放つものだ。


マース・カニングハム—デジタルの肖像 Lifelike, a digital portrait of Merce Cunningham
2002年/カラー/5分


監督:マーク・ドウニー、シェリー・エシュカール、ポール・カイザー
声・手のダンス:マース・カニングハム
音楽:コスギタケヒサ

カニングハムのコレオグラフィ最近作を素材とした本作は、コンテンポラリー・ヴィデオ・アートの鬼才、ポール・カイザーとカニングハムとのコラボレーションの成果である。機敏で予測不可能なカニングハムの手の動きが、カイザーの縦横な発明の才によって作品となった。アラベスク模様の連なりのように、スクリーン上にコレオグラフィの動きが刻み込まれる。カニングハムの手の上に取り付けられた装置が、手の動きをコンピューターに送り、カイザーの画像処理によってそれは変容する。・・・詩的発明によるこの記録は、あざやかなできばえの抽象的イメージに仕上がった。


トリ Birds
2000年/カラ—/9分


監督:デヴィッド・ヒントン
振付:ヨランド・スネイス
製作:BBC

イギリス人映画監督、デヴィッド・ヒントンによる鳥のコレオグラフィ。(ヒントンにはキャロル・アーミタージュ、マイケル・クラークなどを撮影したフィルムがある。)その調査と編集作業に三年を要した、鳥を題材とするドキュメンタリー・フィルムの断片を集めたこの素晴らしい記録は、数々のダンスフィルム・フェスティヴァルで評価され、多くの賞に輝いた。カニングハムがとりわけ美しさを讃えたこのフィルムで、彼が常に鳥の動きから、なかでもその素早さや飛翔の軌跡といったものからインスピレーションを得ていたことが思い起こされる。30年以上にわたり鳥を描いてきたカニングハムは、そのデッサンの本をアメリカで出版したばかりでもある。
 

作品について About Film

シネマテーク・フランセーズ付属ダンス・シネマテークがメゾンエルメス内「ル・ステュディオ」のために今回提案するのは、我々の時代の最も名高いダンサーであり振付家である、マース・カニングハムにフォーカスをあてたプログラムです。
本プログラムは、それぞれが互いに異なりながらも補完しあう関係にあります。そのどれもに集合論から原子分裂、あるいは形式主義から純粋な偶然性にいたるまでのカニングハムの実験的なコレオグラフィのアプローチは介在しています。そしてそれはこの時代において、最も優美な詩的瞑想を与えるものなのです。

パトリック・バンサール(ル・ステュディオ プログラム・ディレクター/シネマテーク・フランセーズ ディレクター)
 

上映スケジュール Schedule

上映日
2002年12月21日(土)~2003年2月8日(土) 毎週土曜日
 

会場 Access

銀座メゾンエルメス  ル・ステュディオ
(東京都中央区銀座5‐4‐1 10階 TEL: 03-3569-3300)
 

予約 Reservation

※このプログラムの上映は既に終了いたしております。