「大きいものと小さいもの – チャプター2」ジャン=ミッシェル・アルベロラ展 | エルメス - Hermes

GINZA MAISON HERMÈS

Le Forum

「大きいものと小さいもの – チャプター2」ジャン=ミッシェル・アルベロラ展
Les Grands et les petits - chapitre 2 by Jean Michel Alberola

2009.10.10(土)~11.29(日)

フランス人アーティスト、ジャン=ミッシェル・アルベロラ(1953年アルジェリア生まれ)の個展を開催いたします。アルベロラは、80年代より制作活動をはじめ、82年にはヴェニス・ビエンナーレに出品し、91年からはパリのエコール・デ・ボザール(国立高等美術学校)で教鞭をとりつつ、独自の作家活動を行っています。日本では2000年より越後妻有アートトリエンナーレに参加し、第4回にあたる2009年は地元の住民の生活を綴った初のドキュメンタリー映像を発表しました。

アルベロラは言葉や引用を作品に取り込みます。彼が発する微妙な政治性を含んだ言葉の意味と、描かれた視覚的なイメージは絶えず行き来しており、その交通は時にシンプルなドローイングに、はたまた屋外にそびえる壁画に、文章や批評といった出版物にと柔軟に形を変えて表現されます。温かなささやきのようでありつつ、社会への警句ともいうべき鋭いイデオロギーを秘めた彼の言葉の裏には、権力がひしめく世界があり、それを許容、育んできた歴史があります。彼の言葉は、謎めいた絵画のイメージと結びつくことによってそのメッセージを強固にし、観客は当惑しつつも、その意味を自己で解釈することによって、彼が見つめる世界の現実に触れ、ひととき作家の思考にコミットすることになります。

展覧会のタイトル「Les Grands et les petits - chapitre 2」は、2006年にベルギーのブリュッセルにあるエルメス財団のギャラリー、La Verrière Hermès(ラ・ヴェリエール・エルメス)で行われた展覧会「Les Grands et les petits」の第2章として構想されました。フォーラムでは、ラ・ヴェリエールで展示した数点のオブジェに加え、新たに壁画を施します。「大きなものと小さなもの」というシンプルなフランス語のタイトルは、実際の作品の大小だけでなく、「大人と子供」、「偉大さと凡庸さ」などとも捉えられる重層的かつ相対する意味が含まれ、まさにアルベロラの発する言葉が様相を変えて提示する、広大なイメージの地平を表現しています。

またアルベロラは、この秋に新装する在日フランス大使館内の一部に壁画を制作します。今回エルメス財団は、大使館内の常設作品となるこの壁画製作に協力をいたします。

アーティストプロフィール Artist Profile

ジャン=ミッシェル・アルベロラ Jean Michel Alberola

1953年、アルジェリア・サイダ生まれ。フランス・パリ在住。
 

開館時間 Opening Hours

月~土 11:00~20:00(最終入場は19:30まで)
日   11:00~19:00(最終入場は18:30まで)

基本情報 Information

会期
2009年10月10日(土)~11月29日(日)
休館日: エルメス銀座店の営業日に準ずる
入場料:無料
会場: 銀座メゾンエルメス フォーラム(東京都中央区銀座5‐4‐1 8階 TEL: 03-3569-3300)