「泉への道」 小粥丈晴展 | エルメス - Hermes

GINZA MAISON HERMÈS

Le Forum

「泉への道」 小粥丈晴展
way to the fountain by Takeharu Ogai

2004.10.28(木)~12.28(水)

メゾンエルメス8階フォーラムでは「泉への道/ 小粥丈晴」展を開催いたします。2004年のエルメスのテーマである「色とファンタジー」を締めくくるこの展覧会は、小粥の夢とも現実ともつかない旅から始まりました。
大学で建築を専攻した後、小粥丈晴は雄川愛と1997年よりユニットを組み、自分たちの中に浮かぶイメージをドローイングやインスタレーション、ペインティングなどさまざまな方法で、「どこにも存在しない場所をめぐる旅」として表現してきました。今回初となる小粥単独での展覧会では、数年前に泉の看板を見つけてから始まった「自身の体験した旅」を陶器を使って作品にしました。長い旅の途中で出会ったものや目にした風景を大切に持ち帰った小粥は、この展覧会場にたどり着きます。粘土で形を作りながら、少しずつ自分の旅の世界を具体化し、窯で焼かれることによって新たな息吹を吹き込まれた創造物は、せせらぎのように水が流れ、メロディーを奏でる「泉」。それは「色」と「ファンタジー」に新たな解釈や彩りを提案します。

アーティストメッセージ

泉への道

ある日、森の中で泉の看板を見つけました。
それが旅の始まりでした。
そこに描かれていた泉はとても魅力的で現実のものかどうか疑わしいぐらいでした。
それを目にした瞬間、私の心は奪われ、すぐにでもその泉を見てみたいと思いました。
しばらくの間、その場で行ったり来たりして、そこへ向かう決心がつきませんでした。
なぜならそこに記されている矢印や距離は剥がれ落ちており、
泉へ辿り着くための手がかりが全く無かったのです。
でも泉を見てみたいという思いは何よりも勝って泉を探す旅が始まったのです。

泉に繋がる道は一つしか無いわけで、
それを何処までも続く森の中で探すことは大変なことでした。
何度も道に迷い諦めかけたこともありましたが、
道中で出会った人の導きや励ましが助けとなって、
やっと泉に辿り着くことができたのです。
辿り着いたそこは一人では抱えきれないほどの光に満ちた美しいところです。
その旅での体験や目にしたものを多くの人達と分かちあいたいと思い、
ここに持ち帰ってきました。

小粥 丈晴
2004年10月28日

 

アーティストプロフィール Artist Profile

小粥丈晴 Takeharu Ogai

1969年、千葉県に生まれる。東京にて制作、活動。
 

開館時間 Opening Hours

月~土 11:00~20:00(最終入場は19:30まで)
日   11:00~19:00(最終入場は18:30まで)

基本情報 Information

会期
2004年10月28日(木)~12月28日(水)
休館日: エルメス銀座店の営業日に準ずる
入場料:無料
会場: 銀座メゾンエルメス フォーラム(東京都中央区銀座5‐4‐1 8階 TEL: 03-3569-3300)
協力: 坂本龍一(音楽制作)/ 有田の職人・鬼塚茂生(陶器制作)
制作協力: 那須太郎