エルメスをつくる人々 | Hermes

地球環境

かけがえのない素材、レザー

バッグ、鞍、グローブ、シューズ、ベルト……。エルメスのこうした製品は、レザーがなければつくることができません。しかし貴重な素材であるにもかかわらず、製造工程ですべてを使い切ることは難しいもの。必ず端切れが残ってしまいます。そのため、メゾンの職人やデザイナーは常に、こうした端切れを減らし、有効活用するための新たな解決策を模索しています。
アトリエに運び込まれたレザーは、精査され、厳選されます。レザーのグレイン(シボ)や色合いは製品の表情の一部となります。レザーの表情は日々使ううちに固有の味わいとなり、一生のパートナーにしたいと思わせる魅力となっていくのです。裁断の工程では、職人による伝統的な手法に従いながらも、技術を駆使してできるかぎり端切れが出ないようレザーを裁断していきます。しかしこうした努力をもってしても、端切れを完全になくすことは不可能です。この端切れをどう扱うか?発想力と腕の見せどころです。

ここからはひとつ残らず、すべての端切れが何かに姿を変えていきます。カードケースになったり、ドアストッパーの持ち手になったり。かなり小さな端切れでも、使い道は必ずあるのです。端切れはアトリエやメゾンの子会社、パートナー企業へと運ばれ、何らかのかたちで活用されます。

円盤状のもの、帯状のもの、その他の細かい端切れは、《プティ・アッシュ(petit h)》でも使われます。これは、職人やデザイナー、アーティストたちが対話しながらクリエイティブな作品を生み出していくプロジェクト。一切の制約なく、自由奔放な発想で、実験的に作品をつくることのできるアトリエです。エルメスでは、端切れは大切な素材として歓迎されるようになりました。半端者だったレザーの端切れが、創意を刺激し、新たな作品を生み出すようになったのです。
 

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エルメスの足跡

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    エルメスの男女合わせて1万3500人の従業員のうち、最も多いのは職人で、その数は4500人にのぼります。人が核となる手仕事の世界には、変化がつきものです。職業訓練を行い、技術を伝承し、成長を促し、健やかで幸せな生活を守り、絆を築く……。 エルメスはこうしたアプローチを通して、エルメスで働くすべての人それぞれの自己実現をサポートすることを目指しています。
  • The Planet

    エルメスは、約20の製品部門において、自然がもたらしてくれるこの上ない素材を、いっそう美しく輝かせるよう努めています。エルメスの職人による手仕事には、レザーやシルク、織物、木材、クリスタル、貴金属といった素材への敬意が絶えず込められています。
    貴重な資源を守り、最適な用途を考え、再び価値を与え、形作る……。私たちには、こうした資源を持続可能な形で使うという義務があります。
  • The communities

    エルメスは世界に52の生産拠点を有し、そのうち41カ所はフランス国内にあります。また、世界各地に300以上の店舗を展開しており、それぞれの地域において、サプライヤーやパートナー、地域との密接な関係を築いています。暮らしを豊かにし、協調し、革新をもたらし、積極的に取り組むこと。地域に根ざした企業として、持続可能な絆を築いていくこと、それが私たちの役割なのです。