オブジェの秘密

メゾンの創業者、ティエリー・エルメスは鞍と馬具の職人でした。創業時より変わらぬ鞍・馬具制作へのオマージュとして、《アトラージュのバックル》は70年代の終わりにフランソワーズ・ドゥ・ラ・ペリエールによりデザインされました。光と影が織り成すコントラスト中、整然と並べられたバックル。エミール・エルメス・コレクションに収蔵されているバックルにインスピレーションを得たものです。バックルはハーネスと組み合わせることで、馬の引き具として使用されます。パターン化された直線を強調する無駄のない輪郭、メタリックな光を放つ色の平面。このカレが数十年の時を経て、《モダンなバックル》として生まれ変わりました。